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魍魎の匣 第十三話「魍魎の匣、あるいは人の事」最終回

一筋縄じゃいかないこのアニメもついに最終回、まだ見ていたいんだけどな、、、。

この研究所、否、匣の中にいたのは久保竣公、我々はその体内にいる。
しかし久保も被害者、と京極堂は言う
関口は通りものという言葉に憑かれつつあった、まるで久保の真理を追うように加速する内面の狂気。
久保にとっての通りもの、それは加菜子の箱、雨宮は須崎を殺して加菜子の箱を持ち出していた。
雨宮陽子と一緒に住んでいたが、加菜子を愛していた、加菜子は身体を失い頭だけの存在、そのために加菜子の腕への愛情で高みへ、そんな彼に須崎は加菜子の箱に入った頭を見せてしまったがばかりに、、、。
それは生きていた、それを久保は汽車の中で見せられ、魅せられた。
その内容が関口へ送られた原稿、幻想小説じゃない、事実だった、、、。
そして同じものを作りたいと思った久保は少女の体をばらばらにする、でもできないものはできない、その結果が頼子の頭だけの死体。
逃げた久保はその謎を知りたくて美馬坂の所へ、関口が渡した加菜子の写真で頼子が関係者と分かり場所を聞きだして。
美馬坂は悪びれもせず、実験体として受け入れたことを肯定する。
発端はこの研究所、その技術によって魅せられ、狂わされた者たち、雨宮、久保、須崎、頼子と母、殺された少女とその家族、魍魎を植えつけられた人々、だから京極堂は忠告する。
美馬坂の目的、それは肉体を廃し永遠に行き続けること、でもその本当の衝動は妻絹子が醜くなって行ったから。
瞬間、陽子は泣いていた顔を上げる。
それに対する言い草に木場は逆上して美馬坂に詰め寄る、陽子がそれを破る、母絹子は病を治せぬ夫に辛く当たり、醜くなる母、なすがままの父、そして慰めるために体を預け、加菜子が生まれた。
それは陽子にとっての喜び、唯一愛した人の子、加菜子は美馬坂の子
京極堂の言葉、脳は鏡、機械に生かされる脳は機械の意識だと、それに取り込まれそうになる美馬坂、その時、関口は久保の箱に吸い寄せられるように近づいていた
「やめろ関口!君も向こう側へ行きたいのか!」
そして美馬坂は久保の箱を持って陽子と逃げようとする、木場陽子を止めるが、陽子は木場を刺してでも美馬坂についていく、と同時に電源が落ちる。
エレベーターは屋上へ、夏木津の機転で研究所の電源が戻される。
静かだ、久保は意識のみの中で述懐
「私はもう人ではない、魍魎だ。私の実体は、私の方ではなく、箱の方なのだ。」
外は降りしきる雨と雷、皆が屋上に上がると、美馬坂の死体、首にかみついているのは久保の頭、それもこと切れていた、残されたのは陽子だけ。
その図は屍を食らう鬼。
陽子は虚ろに言う、父を殺した久保を殺したのは私です、そして久保の頭を花火で空へ上げる。
木場は陽子を現実へ引き戻すように手錠をかける、そして美しかった過去に戻すように、陽子の当たり役のフレーズをつぶやく。
「悪者、御用じゃ、、、。」
■■■■■
「いやー、テレビってのは凄い箱ですねぇ」
京極堂の書斎、関口と鳥口が談笑、寝転がった夏木津の胸の上に猫、傍らには関口の短編集「眩暈」、事件から結構たった昼下がり。
そこへ伊佐間が入ってくる、地方を回って変わった小物を探し旅をする者。
その話に箱を大事そうにかかえる男の話、話しかけ、中を眺め、とても幸せそうだった。
京極堂雨宮は今も幸せなんだろうか。」
「そりゃあそうだろうよ、幸せになるのは簡単なんだ、人を辞めてしまえば良いんだ。」

最終回、今までの全てを紐解くのだから簡単じゃない。
いくつもの明るみに出る真実、魍魎の根元はこの研究所、でも事件の発端は少女の淡い憧れ。
そして加菜子が事故にあったお陰で、柴田のお家騒動と美馬坂の研究が絡み合って、欲や愛情が歯車を狂わせ、その果てに久保の元にあの箱が辿りついた。
さらなる魍魎の広がり、降り始めの雨のように次々と波紋が広がって、戻れない所に行く前に京極堂が動くべきだったのにそれができなかった、その端緒は関口の渡した一枚の写真。
そして加菜子出生の秘密、こうしてみると少女の憧れこそが魍魎の発端にも思えてしまう。
それに戦争、出征から戻ってきた父、久保は元々そういった素養のある家系なのか極度の潔癖症、そして御筥様、更に美馬坂の研究は戦争があったからこそ、そこで妻の病とリンクして魍魎へと加速、娘と関係をして更に深み。
あるいは箱、学校という箱、家族という箱、ありきたりなモノの中で息苦しくなった少女たちの想い。
救いを求める強い想いは魍魎の餌食、魍魎が憑くというのであれば、美馬坂の家に憑いて、頼子はそれに魅せられ、雨宮も久保も木場さえも。
そして美馬坂の家は最後に喰い殺される。
最後のテレビという箱、それを見ている視聴者も、いつ通りものに会うやも。
あきらか視点が違う、全てを人間側から見たらわからない、でも魍魎の側からみたら何もかもが川の流れのように高い所から低い所へ、、、。
こうも思ってしまう、京極堂は魍魎の側の人、だから分かる、見えないものが見える、何故取り込まれない?
それは陰陽師だから、いつかは食われ、終わる。
そこへ引き寄せられる人々、魍魎は魅力的で容易に心奪われる、人間の側にいたら普通の人生を過ごせても、ひとたび出会ってしまったら、彼らのようになってしまうのかも。
とにかく、作品の質や仕掛けにしても上質、と同時に難解でそこに魅せられてはいけないのかも知れない、知ってはいけないモノ、それこそがこのアニメのような。
今回は絡まりあったけど、一つの家の事件、京極堂をこの1回で堪能したとは思えないし、もっと見たい。
でも「魍魎の匣」の武蔵小金井の駅で下車するように、この先に行かない方が良いような気もする。
人間のままでいたいから、、、。
続編は切望しない程度に期待することにする。
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Date: 2008.12.31 Category: アニメ  Comments (0) Trackbacks (0)

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千葉在住 ♂ 
アニメを沢山見て、そのレビューブログ書いたりします。
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